20代で離婚した私は、
シングルマザーとして二人の子どもを育てながら生活していました。
離婚後のただ、ぐちゃぐちゃだった日々から、60代の今まで、
生きてますよ
仕事も頑張ってきましたよ
順風満帆とは逆の人生でしたよ
失敗だらけでしたよ
という部分を思い出して書いているわけなんですが
読み返していると、当時の私の一部だけが強調されている印象なんですよね・・・
総じて、私の中には、複数の私が同時に存在しています。
みなさんはいかがでしょうか・・・
先を見て
「がんばる」
自分と、
すぐにでもその場に倒れこんでしまい、
「もう、起き上がりたくない」
という自分。
20代、変な前向き無鉄砲が私の中にはありました。
けれどその割合って、無理に数字にしてお伝えしようとすると、
日常生活の時間の中で3%程度でした。
1日が24時間あるならば、45分くらい、のイメージ。
1週間が7日ならば、45分かける7で5時間ぐらい。
なんかしなくちゃ、とか
仕事見つけなくちゃとか、
起業しよう
なんて活動的に考えたり、
行動をしている時間です。
それ以外に、
今度は真逆で、
強い不安に襲われ、
自分を嫌悪したり、
自分の失敗を振り返ったり、
もう、倒れて起き上がりたくない、
と完全ネガティブに陥る時間も、
3%程度、あったと思います。
時期によって違いはあり、
いつも平均的な割合で規則正しく変化していたものではありません。
ネガティブ時間が20%になった一時期もあって、
その時はどん底でしたね。
小さな子供たちにも心配をかけた時期だったのではないかと思います。
そういう時間は、本当に自分のエネルギーを削ります。
ネガティブ時間は活動量は少ないのですが、
心のエネルギーを相当消耗します。
ポジティブ時間は、精神的には悪くないのですが、
はりきって動き回った後は、ぐったり疲れます。
だから重要だったのは、
何も考えず、
毎日の仕事や子供の世話をする時間でした。
気持ちが大きく下がったり、
エネルギーが残っていないと感じると、
子供を守らなくてはならない母親として
強い危機感を感じていました。
だから、
日々の仕事と子供の世話を
「できるだけ何も考えないでこなす」
そんな時間で癒そうとしていたと記憶しています。
子供を着かえさせて、
ごはん食べさせていると、
少しだけ母親として
合格点を稼いでいる気がするから。
ごはんが「おいしい」と言われると、
癒されるから。
明日も、食べさせようって
がんばろうって
思えるから。
「まずい」って言われると、
それでも癒されるから。
明日は、改善するねって
明日も一緒に生きようねって、
思えるから。
毎日不安でした。
離婚後の再出発から、何もうまくいかない。
何度も仕事を変わっている。
一つのことを続けられない私がいる。
みんなができていることが、私にはできない。
みんなが普通に生きているこの世界で、
私だけがダメなのかもしれない。
そんなことを日々考え、
考えすきせないように自分を戒めて、
それが成功せず、
また悲観して、
そんな自分をさらに責めたりもしていました。
そんな時、自分を一番元気にする言葉がありました。
今日、食べられている。
明日も、食べられるだろう。
そこが、合格点!
市とか、県とかの母子家庭支援制度に関する情報は、時々チェックしていました。
その時点では、具体的に支援をしてもらうためではありませんでした。
最悪、これに頼って命だけはつなごう、
というイメージが持てて、安心材料(?)にするために。
仕事がどうにもならなくても、
なんとか生命は維持できる、
と考えられるために。
全てに自信がなくて、
先が見えなかった。
とにかく自分に自信がない。
子供たちの寝顔を見て、
謝罪し、
声を殺して泣いたことがあります。
でも、
今日、ちゃんと食べられた。
明日も、食べさせられる。
それで合格。
よくやってるぞ。
オッケーオッケー・・・
そう自分に言い聞かせて、
自己否定の気持ちをなだめて、
時として、
そのまま朝まで寝られなかったり、
時として、
「生活できている間に次を考えなくては」という前向きなエネルギーを感じて、
何かを計画する・行動する。
そんな、落ちたり上がったりの日々。
全てに自信がない中で、必死でやっていたと思います。
何かがうまく行きかけるとほっとする。
でも、安定も安心もないから、すぐにいつもの不安は戻ってくる。
そして、やっぱり私は失敗する。
60代の私が昔の自分を振り返ると、
エネルギッシュに行動して、失敗して、また行動している自分と、
ひたすら不安に怯えて
「今日、食べられていれば良い」と
呪文のように繰り返していた私が両方思い出されます。
キャリアについて振り返ろうとしていると、どうしても、
行動した時の自分に着目して書くので、
なんだかいつもパワフル、
いつもめげない
という印象になってしまいそうですが、
実は、そうではなかった20代でした。
あの頃の私に言ってあげたい。
生きてるだけで、立派だよ。
今日も働いて、立派だよ。
仕事が無くても、次を見つけようとして立派だよ。
きっと大丈夫、
失敗だらけでも、
毎日ちゃんとごはんを食べて、
少しだけ頑張る力を残していれば、
生きていける。
生きていれば合格だよ。
生きていれば、そのうち、子供は大きくなるよ。
子供が大きくなれば、きっと今より楽になるよ。
自分で自分に、
毎日その言葉を言い聞かせて、
時には、ノートに書いて、
孤独で、不安だった。
あの頃の私に、言ってあげたい。
間違ってなかったよ。
生きていれば、頑張っていれば、未来はあったよ・・・って。

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