シングルマザーは就職や転職が難しい? シングルマザーとして転職経験を持ち、管理職として採用経験を持つ私がそう思わない理由

転職・仕事の考え方

シングルマザーは大変

シングルマザーの転職がうまくいかない。
そんな悩みはよく聞きます。
私が離婚経験者だからなのかもしれません。
管理職をしているせいか、
「どうしたらそんなキャリアになれるんですか?」
と聞かれることもあります。

「やっぱりシングルマザーだから、就職って難しいですよね」
「やっぱりシングルマザーって、転職のとき不利ですよね」
そんな言葉を肩を落としてつぶやく女性たちに対して、私は、

「そんなこと、ないんじゃない?」と言ってきました。

今日はその話をします。

まず、シングルマザーは大変です
シングルマザーだけじゃなくて、働くお母さんはみんな大変です。
時間と体力がいつもギリギリです。
なんなら体力が落ちると同時に気力も落ちることすらあります。
家事が専業主婦の方やパート勤務の方たちと比べてできていない、
子供の世話にもあまり時間が使えていない、
そんな罪悪感にも苛まれる人たちもいます。

ワーキングマザーはみんな大変なのに、
そこにシングルマザーの場合、
夫と分担できないという事情が加わります。
子供が熱を出したらいつも自分が休まなくてはならない。
保育園や学校から呼び出しが来たらいつも自分が対応しなくてはならない。
家計も支える。
家事もする。
・・・本当に大変です。楽じゃありません。

採用する側も、そのことは知っています。
だから面接で、
「残業はできますか?」
「お子さんが病気になった時はどうされますか?」
という確認が入ることがあります。
書類を審査する段階でそういう点を気にする人も、
いるかも知れません。
私はそういう話を聞いたことがありませんが、
絶対にそういう人がいない、と
断言することはできません。
でも、そういう点を気にするのは、
シングルマザーだから採用したくない、
というより、
実際に働けるのかを確認したいからです。

私はシングルマザーであることは転職・就職に不利だと思っていない

少し極端な話をします。

30歳の応募者が二人います。
能力も資格も印象も同じ。
一人は未婚。
一人はシングルマザー。
どちらを採用するか。

60代現役管理職。100名以上の面接をし、
20名以上の採用をしてきた私なら、
シングルマザーだからという理由でマイナス評価はしません。
むしろ、
生活や子育てを背負いながら働かなくてはならない立場を
プラスに見ることもあります。
昔は「家庭を持てば責任感が増す」と考えられていました。
私はシングルマザーにも同じことが言えると思っています。
家族のため、歯を食いしばって働く。
家族の生活に責任を負う。
そうした責任感や覚悟が、
仕事への真剣さにつながることもあると思っています。

ただ、私の個人的な感想かもしれませんが、
シングルマザーであることを
必要以上にマイナスに捉えてしまう方が
少なくないように思います。
結婚して家族のために働く男性は評価されますが、
離婚して子供のために働く女性に
ストレートな評価が向けられない場面も
確かにあるのかも知れません。

けれど現実には、
私は採用に関わる立場として人事やマネージャーたちと
多く相談の時間を費やしてきましたが、
シングルマザーであること自体を理由に評価を下げよう
と考える人を見たことがありません。

「シングルマザーだから不利なのではないか」
という思い込みには、疑問を投げて見た方がいいと思います。
さらに、できれば、
そこは気にしないほうがよいとさえ考えます。
令和の今、働くことに対する覚悟と工夫を示せば、
シングルマザーであること自体が就職や転職に対して不利であるとは、
私は考えていないのです。

関連記事 : シングルマザーが採用されるコツ。60代管理職がシングルマザーとして転職を繰り返した経験と、100人以上面接をした経験からわかったこと。

では、なぜ不採用になるのでしょう
実際に、
「全然書類が通らないんです」
という人はいます。
それは発生した事実なのでしょう。
でも、その時、
会社は、
「シングルマザーだから不採用」
と言ったでしょうか。

ほとんどの場合、不採用の理由は分かりません。
私自身も、
どんなに応募しても、返事すらもらえない期間を経験しています。

関連記事 : 30代無職シングルマザー。東京に引っ越し。面接に呼ばれない! 仕事が決まらない! 就職できない!

当時は、
「しばらく主婦をしていたからかな」
「30歳を越した女性だからかな」
といろいろ考えました。
でも本当の理由は分かりませんでした。

採用は総合点で決まる

採用は人間がします。

そして一つの理由だけで決まることはあまりありません。
経験。
スキル。
資格。
人柄。
やる気。
話し方。
今後の伸びしろ。
いろんなものを見ます。

何度も言いますが、私が採用に関わった経験で言えば、
「シングルマザーだから」
を理由に悩んでいる採用側の人を見たことはありません。
それよりも、仕事に対する能力・やる気なとで、
「この人に来てほしい」
と思うかどうかです。

採用したいと心が決まりかけた段階で、
その後に
「シングルマザーだけど、大丈夫かな」
「子供の病気などが続いたら、サポートできるだろうか」
という比較的小さな懸念への検討になります。

そもそも採用したいと思わなければ、
そこまで話は進みません。

大切なのは何か

だから私は、

シングルマザーであることそのものを心配するより、
採用したいと思われることを考えた方が良いと思っています。

働くことに真剣であること。
子供のために頑張ろうとしていること。
困った時の対策を考えていること。
そういう姿勢は伝わります。

関連記事 : シングルマザーが採用されるコツ。60代管理職がシングルマザーとして転職を繰り返した経験と、100人以上面接をした経験からわかったこと。

そして、

子供が成長すれば状況も変わります。
小学校高学年になる頃には随分手が離れます。
中学生になれば、
自分のことを自分でできる子も増えます。
そうした現実も、採用側は理解できます。

最後に

シングルマザーであることは大変です。
それは事実です。
でも、
シングルマザーだから採用されない。
シングルマザーだから就職できない。
私はそこまでとは思いません。

もし本当に、
シングルマザーだからという理由だけで採用しない会社があるなら、
私はむしろ、
そんな会社に入らなくて良かったと思います。

それよりも、
「この人と一緒に働きたい」
と思われること。

そこに時間とエネルギーを使った方が、ずっと意味があると思うのです。

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【 DonMaMa  の プロフィール 】

20代で離婚し、シングルマザーとして二人の子どもを育てながら働いてきました。

転職、起業、再就職。失敗だらけで、自己嫌悪とも長く付き合ってきました。
それでも働き続ける中で、キャリアも収入も少しずつ伸ばすことができ、子ども二人を奨学金や教育ローンに頼ることなく大学卒業まで送り出すことができました。
世界の人たちと仕事で関わる経験にも恵まれ、物の見方は大きく広がりました。

このブログでは、60代になった今だから見える、仕事、人生、無視できないお金について綴っています。

当時の失敗や遠回りを振り返りながら、今の視点で分析もしています。
あの頃の私に、こういうことを教えてあげたかったな。
あの頃、聞けていれば、私の人生、もう少し楽だったかな。
そんな思いで書いています。

あなたの人生を考えるときの、小さな参考になればうれしいです。

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