20代で子ども二人を抱えて離婚して、
何度も転職して、
30代でやっと、生涯のキャリアの礎となる仕事に
偶然
めぐりあって、
自分としては悩んで苦しんできたけれど、
今は、めぐまれた条件で働かせていただいている、
60代現役管理職です。
いきなりですが、シングルマザーが履歴書を送ってきたとき、
採用する側として、書類選考、面接を通して、私はこんなポイントを見ます。
☆稼ぐため、どれだけ真剣に仕事をしてくれるか。
・シングルであることを理由に勝手に低い仕事のハードルを設定しないか。
・逆に、生活を支えるために継続して働く意思があれば歓迎。
☆求められている経験・スキルが足りない場合でも、職業能力の早期習得に情熱がありそうか。
・結婚や出産で職業人として遅れている場合は、それを取り戻したいと考えているか。
・仕事を覚えることに意気込みが高く、他力本願過ぎない自助努力ができそうならば、歓迎。
☆子供の世話と仕事の両立について、問題ないと説明できるか。
・子供が小さい場合、誰か面倒を見てくれる人はいるか。
・子育てを助けてくれる人がいない場合は、遅刻・早退・急な休みがあっても、それでも組織に貢献できる具体的対応策が語れるか。
・子育てによる現実的な制限があっても、それでもこういう代替案でなんとかなる、と思わせてくれる人材は貴重。
こういうものを格好の良い単語で言い換えると、こんな感じです。
・覚悟、意気込み
・継続性
・自主性
・向上心
・計画性
・見通しを立ててそれを説明できる力
・説得力
現実が変わらない一つであったとしても、覚悟、見通しを立てて説明、のあたりはあなたの気持ち一つで、準備したり、覚悟を決めることはできそうではないですか? そして、それを相手に伝える意識も重要です。
自主性とか、向上心、計画性、説得力あたりは、一朝一夕の努力でなんとかならないことも多いと思います。それでも、覚悟を決めたり、相手の期待するものを承知して話をするだけで、伝わり方が変わるものだと思います。
履歴書、職務経歴書についてどんな書き方をすると「通りやすいのか」については、多くの方々がネットでも指南されていますので、私がお話しできることは少ないと思います。が、シングルマザーに絞って言うならば、書類でも、「子供がいてもこういう理由で大丈夫です」というメッセージは伝えた方が良いでしょう。定型的な履歴書でしたら、自己PRとか、志望動機の欄で。自由書式でしたら、「子育てと仕事の両立について」などという章立てをして、上記を意識して「私は大丈夫です」とアピールしてみてください。
面接では、事前に想定質問と回答を準備すべきなのは、当たり前です。
想定できない質問が来たら、落ち着いて考え、ベストで回答するしかないのですが、
シングルマザーであるが故の相手の心配については、想定は難しくないと思いますので、
できるだけ回答を用意し、自信をもって答えられると信ぴょう性が増します。
・両親が見てくれるので大丈夫です。
・子供はこういうパターンで生活しているので、何時までは働けます。
・子供の病気で休んだ場合、遅れた仕事はこう取り戻したいです。
・子供の病気などを想定して、どんな仕事もタイムラインの8割で完了するよう計画をたてます。
・子供は高校生なので、何より学費が必要で、必死に働きます。
現実は変えられないですが、
どう説明するかで、
逆にあなたの「信頼できる部分」「真剣である部分」が伝わると、
シングルマザーであることが「プラスになること」も、あるんです。
私は実際に何人もシングルマザーを採用してきました。
私のブログでは、私の実際の経験を結構書いているので、
会社名がばれると気まずいところもあり、
特に、一緒に働いた人のことが判明してしまうと、失礼になることもあるため、
書ける部分だけ書きますが
Rさんは、30代のシングルマザーでした。
小学生低学年のお子さんがいました。
彼女は履歴書に「離婚以来、5年間、子供と二人で生活し、フルタイムで仕事をしてきているので大丈夫です」という意味のことを書いていました。
面接では、子供がいても「こういう対策で働ける」という説明を
しっかりとされていました。
具体的でした。
そして、彼女からの質問は、
「どうしたら昇進・昇給ができるか」
というアグレッシブなものでした。
再婚する気はなく、子供の学費を稼がなくてはならないのだ、
と、こちらが質問できない部分についても積極的に話してくれました。
こんな人を採用しない企業はないだろう
と私は思いました。
もちろん、アグレッシブさだけで評価したのではなく、
過去に別の仕事をしていた時の経験談とかから、
仕事に対する姿勢が伝わってきたからなんですけれどね。
そして、働き始めた彼女は時々、子供さんの病気で欠席や早退をしていました。
けれど、頼まれた仕事を期限内に済ませる責任感は絶大で、
上司の私に、そういう点では何の心配もかけない人でした。
私たちの仕事が店舗勤務のように
「その場所に決められた時間存在することが第一」
というものではなかったので可能だった対応ですが、
彼女ならば、もし店舗勤務だったとしても、
まわりの人達と上手に調整し、やり切っていたと想像します。
お子さんの体が少し弱めで、病気がちだった印象がありますが、
その分彼女のコミュニケーション能力と責任感で
十分にカバーができていた気がします。
仕事が大変なのは、独身者でも既婚者でも同じ、と言う人がいます。
そうだと思います。
既婚者でも、配偶者が助けてくれず、
自分一人で子育てしつつ働くママさんたちもいます。
独身者でも、親の介護をしつつ働く人もいました。
経済的事情も様々です。
シングルより大変、という人達もいます。
人生の「大変」については、自分で選択をして対応をしていくしかないです。
ここでは、あなたを雇う側の人達が、
「この人大変なんじゃないかな」と思って、
あなたを採用することを躊躇するかもしれない点のみについて話しています。
相手の懸念を払しょくすること。
自分の覚悟を固めること。
そして、想定される質問への説明を準備すること。
相手に伝えること。
がんばってください。
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