シングルマザーが60代になった今思うこと。就職と転職でまず決めるべき「優先順位」

60代の意見・アドバイス

離婚して、シングルマザーとして、
生活と子供たちの学費のためにお金を稼がなくてはならない。
そんなプレッシャーの日々が終わった私です。
私は繰り返し仕事を短期で辞めてしまったり、
全てをご紹介していませんが、
今でいうならば「ハラスメント」まがいの出来事に何度もさらされて、
苦労もしました。
けれど、子供たちが大学を卒業して、独り立ちしてくれると、
本当に「やり切った」という、
気持ちがあります。

自分としては悩んで苦しんできたけれど、
他者からは「成功してきた」と言われることが多い
60代現役管理職が思うに、

「やり切った」「成功してきたと他人から言われる」理由としては、
自分の優先順位がぶれなかったこと
が一番にあると思います。
軸となった優先順位があって、
苦しんだり不安だったりした時にも、
それを手放さなかった。

今、不安を抱えている、私より若い
シングルマザー、シングルファーザーのみなさんに、
私の経験から振り返る仕事に関する「優先順位」というものについて、
徒然に書いてみたいと思います。

優先順位の整理

A. 仕事は、必要なお金を稼ぐためにする。
B. 仕事は、自分のやりたいことをする。または、近づける。
C. 仕事は、時間的に子育てと両立できるものを選ぶ。
D. 仕事は、慣れているものを続ける
E. 仕事は、自宅から近いところでする。

シングルマザー、シングルファーザーにとって、
どれも大切な要素ではないでしょうか。
体験記としても書いていますけれど、
私は、60社に履歴書を送って、
まずはそのほぼ全てから返信が来なかったことがあります。

私は雇ってもらえる価値がないんだ
もっと選択基準を下げて就職しなくては

と何カ月か、減っていく貯金を睨みつつ考えていた時期があります。

就職の困難さは、ケース・バイ・ケースだと、実感として思います。
私は、店舗勤務の経験がありましたから、
事務間連の職種に応募した60社に無視された時、
店舗勤務するしかないかな、
と思っていました。
そうすると、Aのお金を稼ぐ、という条件は満たせたと思いますし、
Eの自宅近くで働く、という条件も満たせたと思います。
でも、BとCが満たせなかったでしょう。

あなたの優先順位はどうなっていますか?
もちろん、全てを満たすことが一番良いですよね。
でも現実は様々です。
情報検索だって時間はかかりますし、
ずれたエリアで検索していても、
欲しい情報がヒットしないこともあるでしょう。
ずれたエリアで検索することの怖さは、
自分を取り囲む世界についての認識を間違えてしまうことでもあります。

そして、何より言いたいのは、
優先順位を決めること」は
覚悟を決めること」につながります。
覚悟を決めることは、「不安を軽減すること」につながります。

離婚の時、仕事が続けられなさそうな時、現状がうまく行っていないとき
いろいろと考えて、いろいろと不安になってしまいますよね。
私はそうでした。
そんな時は、
今、何が一番問題で、何を解決しなくてはならないのか
今、うまくいっているものは何で、失ってもいいもの、失ってはいけないものは何か
を考えます。

時給1400円の派遣の仕事で、1日5時間働いて、
月収が15万で、生活費が足りない
ならば、
1日8時間働けば、月収は単純計算で23万になります。
でもその代わり、子供と一緒にいる時間は削られますし、
体力的にも負担が増えることは想像できます。

けれどもし、稼ぐこと、生活を経済的に安定させることが優先されるならば、
1日8時間働くことを選択するでしょう。
すると、
「それだけ働くならば、残業がない条件で正社員も狙えるかも知れない」
と選択肢が広がることもあるでしょう。
もし、そんな職場に巡り合えれば、
同じ勤務時間で交通費とボーナスも追加される可能性も出てきます。
すぐに正社員職に巡り合えなくても、
働く時間を追加しているせいで、収入は増えているはずです。

仕事というか、働く「場所」というものは、めぐりあわせです。
私がもし、60社から採用されなかった時点で諦めていたら、
面接に来なさい、と言ってくれた2社との出会いは無かったでしょう。
だってあの2社は、最後の最後に応募した2社だったからです。
諦めようとしていた直前に履歴書を送った会社のうちの2社だったからです。
例えば私が結果として入社した会社。
あのポジションを、というより
未経験でもよいという条件で正社員を募集していたのなんて、
あの時だけだったのではないでしょうか。
たまたま、その時、そのポジションが空いていなければ、
どんなに優秀な人だって入れないわけです。
継続して就職活動をしていなかったら、
その応募に気づくこともないわけです。

たまたま、その募集情報を見つけて、
たまたま応募して、
運よく採用された。

だから、就職できたわけです。

希望がかなうかどうかは、本当にわからない。
だから優先順位を整理して、上から満たすべく行動していく。
結果はケース・バイ・ケース
希望条件をいくつ妥協しなくてはならないかも、
ケース・バイ・ケース。
理想か絶望か
天国か地獄か
なんてものはない。
仕事はある。
絶対にある、のです。

さきほどの事例で、時給1400円の事例を出しました。
すると、
そんなに高い時給なんか貰えない
という声が聞こえてきそうな気がしました。

それは、
働く場所が原因でしょうか。
確かに、場所によって最低賃金が違いますし、
仕事の量と質も違います。
それは、
E. 仕事は自宅の近くでする。
という希望条件と関係があるのかも知れません。
通勤時間を延ばすのか、
住む地域を変えるのか
生活を向上させるため、子供の学校を転校させるのか
選ぶしかないです。

広大な面積の国土を有する米国では、
ワシントンDCで働いていた私の知り合いが会社をクビになり
再就職先を探したらシアトルで仕事が見つかって、
家族ごと東海岸から西海岸に引っ越していました。
ワシントンDCにもたくさんの仕事があり、
じっくり探せば、DCでも仕事はいつか見つかったはずです。
でも、彼と彼の奥さんは、確実に目の前の仕事を取る、
という選択をしました。
彼らにとって優先されることを満たした、一つの正しい選択でした。
彼の選択肢は、Aの収入、Bのやりがい、Dの継続性 だったのです。
シングルではないので、Cは忘れることができます。
Eの自宅の近く、は、子供の転校の問題がありましたから、
どうでもよい条件ではなかったはずですが、
優先順位は低かったのでしょう。

もう一人、
青森出身の友人がいました。
両親のいる青森に子供帰りたいけれど、
青森には現在自分がやっているような仕事はなく、収入が得られない、
ということで離婚した場所である埼玉で暮らしています。
仕事は東京です。

東京のような仕事の質と量に申し分ない場所にいても、
自分はだめ
という場合があるでしょう。
それが客観的に正しいかどうかは、別として、
自分として、自分は低い時給しかもらえない、
と思ってしまっている場合です。
私は具体的に、派遣で働いていた何人かを思い出します。
「正社員になりたい」
「時給を上げたい」
という人は大勢いました。
その中に、
自分の時間の中で勉強をする人達がいました。
シングルマザーもいました。
勉強は、夜中、子供が寝た後にやっている人がほとんどでした。
そして、資格をとって、
または、英語関連スコアを上げて、
正社員になった人たちがいます。

38歳で派遣だった彼女、今では50代ですが、課長職です。
当時の月収が残業代を入れて30万。年収を単純計算すると、360万です。
15年経過して、今は、年収1000万ほどです。
当時は資格もなく、特別な学歴もない人でしたが、
努力と根性がすごいな、と思いました。笑

A 収入を上げたいための、一時的なC 時間の犠牲だったんですよね。

今、体調を崩しているなら、優先順位は、C 時間(と体力温存)、D 継続(体力温存)、E自宅近く(時間、体力温存)かも知れません。
それは貯金額とか、体調を崩している程度で決まるものかも知れません。

優先順位は、時期によって変化して当たり前です。
ただ、今、就職しよう、転職しよう、なんとかしよう、と思っているとき、または、なんだかこのままではだめな気がする、と思っているとき、不安で仕方ないとき、頭を整理するために、どこに時間と体力を使ったらよいかを判断するために、
優先順位と向き合ってみることをお勧めします。

次回はもう少し進んで、応募した後、シングルマザーが採用されやすくなるコツを、徒然に書いてみたいと思います。

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【 DonMaMa  の プロフィール 】

20代で離婚し、シングルマザーとして二人の子どもを育てながら働いてきました。

転職、起業、再就職。失敗だらけで、自己嫌悪とも長く付き合ってきました。
それでも働き続ける中で、キャリアも収入も少しずつ伸ばすことができ、子ども二人を奨学金や教育ローンに頼ることなく大学卒業まで送り出すことができました。
世界の人たちと仕事で関わる経験にも恵まれ、物の見方は大きく広がりました。

このブログでは、60代になった今だから見える、仕事、人生、無視できないお金について綴っています。

当時の失敗や遠回りを振り返りながら、今の視点で分析もしています。
あの頃の私に、こういうことを教えてあげたかったな。
あの頃、聞けていれば、私の人生、もう少し楽だったかな。
そんな思いで書いています。

あなたの人生を考えるときの、小さな参考になればうれしいです。

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